2018年の運用成績を総括してみた

こんばんは、ぽんとんです。

昨年の総括として、2018年全体の運用成績はどうだったかを見てみたいと思います。

成績発表

下図は、2017年12月31日の価格を0%として、2018/12/31終値時点での運用成績をグラフ化したものです。

 

青が私の「総リスク資産」です。

ベンチマークとして、赤い線の「楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)」、オレンジの線の「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」と比較してみました。
この2つの投信の基準価額はモーニングスターのサイトからダウンロードしてグラフ化しています。

※「総リスク資産」のほうは波形が安定しているように見えますが、これは毎日集計しているわけではないので結果が丸められているためです。
特にに4~6月あたりは忙しくて月4回くらいしか集計していなかったので波形が平ら気味ですが、決してボラティリティが安定していたというわけではありません。

【運用成績】
・総リスク資産 … -9.85%
・楽天VTI(ベンチマーク) … -8.41%
・楽天VT(ベンチマーク) … -12.64%

最終的な運用結果をみると、目標である「楽天VTI」には負けましたが、世界平均点の「楽天VT」には勝てました。

ただし組み入れ構成が全然違うにもかかわらず、ほぼ通年にわたって、「楽天VT」に収れんされているように見えるのが面白いです。

5月以降、米中貿易戦争の影響からか、「楽天VT」は新興国株の下落の影響で「楽天VTI」との差が開いていったのでしょうが、私の「総リスク資産」は新興国株をまったく組み込んでいないのに、「楽天VT」側についていってしまいました。
これは多めに持っていた「ジェイリバイブ」などの日本中小型株アクティブファンドが新興国株と同様にじりじり下げていった影響も大きいからだと思います。

 

ちなみに昨年1月の仮想通貨バブル崩壊とコインチェックNEM盗難事件の影響は、このグラフには反映していません。
5月までは仮想通貨は別資産として管理していたためですが、もし反映したとすると、結果はこれより3%くらい悪化しているものと思います。

 

アセットの変遷

2018年の運用は、結果として、2017年に行っていたのと同様に、自分の肌に合うアセットを試す模索の1年でした。
模索は2017年にさんざんやったので、2018年は自分の投資スタイルを確定して、しっかり運用していこうと思っていたのですが、VIXショックなどの下落を経験するとともに考え方も変わっていき、結果、いろいろな投資を試すことが止まりませんでした。

 

大雑把ですが、1年のアセット構成の変遷を見てみます。

【2018年初めのころ】
・攻めのハイテクセクター、日本中小型アクティブ
・中堅のVTI(全米株式インデックス)
・守りの生活必需品セクター
・株ヘッジのゴールド、日本国債


【VIXショックを体験して再考した5月ごろ】

・攻めのハイテクセクター、日本中小型アクティブ
・守りの生活必需品セクター
・株ヘッジのゴールド、J-REIT、インフラファンド


【下落相場が始まった10月以降】

・攻めのハイテクセクター
・守りの生活必需品セクター、ヘルスケアセクター
・株ヘッジのゴールド、J-REIT、インフラファンド、ソーシャルレンディング、トライオートFX

 

大雑把にはこんな感じですが、これらの隙間には仮想通貨、可変レバレッジドポートフォリオ、ロボアドバイザーの「THEO」、トライオートETFなど、いろいろ試していました。

ただ概ね、NASDAQ100(QQQなど)と、米国生活必需品(VDCなど)とゴールドという3つの資産は通年ぶれずに持っていたうえで、年初のころに多かった攻め手を減らして、株ヘッジとして株ではない資産がどんどん増えていったかたちになりました。

 

あと、年初のころに全米株式の「VTI」の比率が多かったのですが、これは目標としている ”「VTI」と同等の成績” を目指すなら「VTI」を持ってればいいじゃん、という思想だったためです。

ただ、リスクをマイルドに保つために組み入れているゴールドなど株ヘッジ資産も持つ以上、トータルでは成績が薄まってしまい、「VTI」と同等の成績を出すことは難しいとだんだん思うようになりました。

そのため、株部分は、「VTI」で全米株式すべてを持つというよりは、より厳選してNASDAQ100、生活必需品セクター、ヘルスケアセクターという3つのセクターに絞って投資することで「VTI」を超えることを目指し、ゴールドなどの株ヘッジを加えたトータルの資産で見たときに、リターンは「VTI」と同等かそれ以上、リスクは「VTI」より低い、というのを目指す思想に変わってきました。

 

あと資産運用の目的として趣味として楽しむというのもあるのですが、どの部分で楽しむかというのがいまだに掴めていません。

個別株はやはり楽しいのですが毎回結構やられていますし、少額でFXの裁量トレードも試してみましたがちょっと怖かったです。
仮想通貨だって平気で10%以上上下する日があったりなど、精神的によろしくないし…。
いったいどこで楽しみを見出すか、を探すのが今年の目標かもしれません。

 

今後も続く模索の日々

2018年は結果的に模索の1年でしたが、今後も模索は続くかもしれません。

現状で結構主軸に置くようになったFX自動売買の「トライオートFX」ですが、これはまだ数カ月しか運用していないので、どういった資産特性かはまだよくわかっていません。
今年1月3日に突然起こったフラッシュクラッシュなんかはいい経験になりました。
とくに損失はなかったですが、FXに対するいい緊張感を持つことができました。

しばらく運用してみて、こいつの性格がだんだんわかってきたなら、たとえば結構株と連動するじゃん、とか、株と全然違う動きをするから株ヘッジになるじゃん、的なことが見えてきたら、またアセットアロケーションを再編するかもしれません。

 

あと最近気になる投信で、「グローバル3倍3分法ファンド」というのがあって、最近の下落相場でもあまり下げていないので、こういうのも試してみたいなぁと思ったり。こういう新しい商品が出るたびに気になって試し買いしたくなります。

2019年、まだまだ模索は続いていくと思います…。

 

では本日はこれにて。

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※当ブログで紹介した銘柄は、売買を推奨するものではありません。
また過去の成績が良いからと言って将来も同様に良い成績になるとは限りません。
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