SBI証券の「株券担保サービス」を使って為替ヘッジをしてみた。

こんばんは、ぽんとんです。

私はSBI証券の「株券担保サービス」を使っています。
このサービスを使えば、株を担保にしてFXの資金として運用出来るので資金の効率化を図ることができます。

「株券担保サービス」とは?

「株券担保サービス」は、自分が持っている国内株式を担保にして、その評価額の70%をFXの資金として代用できるサービスです。

たとえば「ソフトバンクグループ(9984)」を100株持っていて現在の株価が1万円だった場合は評価額は100万円ですが、その70%の70万円をFXの資金とすることができます。

担保にできるのは国内株式ですが、ETFやJ-REIT、インフラファンドも対象です。
ただし、電話にて確認したところNISA口座で買っているものは対象外だそうです。

詳細はこちらで。

ちなみに上記のSBIのサイトでは、株券を担保にするだけで現金0円でも取引可能というように書いてありますが、実際には少しでも評価額がマイナスになったら月末に”現金不足”と判定され、それが翌々月の第7営業日までに解消されなければ、担保としている株券が強制的に売却されてしまいます。
その売却行為自体は現金を確保するためだけなので、ロスカットのように大損ではないのですが、せっかくガチホしておこうと思っていた株が勝手に売却されるのは悲しいので、多少の現金は常にFX口座に入金しておいたほうがいいと思います。

で、このサービスを使えば、たとえば、

・円高に弱い株式を担保にする。
・その資金を使ってドル円の売り(ショート)ポジションを持つ。
・結果として株の為替リスクのヘッジとなる。

というような使い方もできたりします。

「株券担保サービス」を使って為替ヘッジ

昨年末に実際にそれをやってみました。

私の場合は、「NEXT FUNDS NASDAQ-100連動型上場投信(1545)」を担保にしました。

この銘柄は米国NASDAQ100指数に連動する国内ETFです。
為替ヘッジはついていないため円高になると株価がガンガン減っていきます。

そこでFX側ではドル円が113円くらいの時にチャンスだと思い、売り(ショート)ポジションを持ちました。

そしたら12月になるとどんどん円高になるではないですか。
1545の株価はどんどん減っていくわけですが、FXのドル円の売りポジションはどんどん評価額を上げていきます。

株が下がっても円高分はヘッジされるもんだから、下がった時のいや~な気持ちがずいぶんと緩和されます。

株頑張れ、円も頑張れ!みたいな両陣営を応援してしまうような寛容な心もちでいられるので精神的にはとても楽でした。
12月のあの下落時の変動がむしろ楽しかったです。

その時は、なんとなく108円の指値で利益確定の決済注文を入れていました。
そんな価格まではすぐには下がらないだろうと思って…。

そうしたらあの1月3日のフラッシュクラッシュです。
一気に104円くらいまで下がったのに108円で刺さっちゃいました。
決済注文を入れておかなければもう少し下の値段で利確が出来たであろうに。
多少心残りでしたが利益は出たことですし、よい実験でした。

まとめ

というわけで、ただ株をバイ・アンド・ホールドで寝かせておくよりは、「株券担保サービス」を使ってFXをするのも有りかなと思いました。

同じく寝かせている株を再利用する「貸株サービス」というのも試したことはありますが、そちらでちょこちょこ金利を受け取るよりは、使い方によっては資金効率も精神的にもメリットがある「株券担保サービス」のほうが私は好きです。もちろんFXなのでリスクは伴いますが。

現在は「株券担保サービス」で為替ヘッジ戦略はやっていません。
また再エントリーしたいと思えるほどドル円が上がってきていないのと、売りポジションを保有している間に支払わなければならないスワップ金利が少々高いと思ったためです。

そのかわり今は「ユーロ・ズロチのスワップサヤ取り戦略」というのをやっていますが、それに関しては長くなりそうなのでまた次回に記事にしたいと思います。

では本日はこれにて。

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※当ブログで紹介した銘柄は、売買を推奨するものではありません。
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