DIAM新興市場日本株ファンドをチェック!

こんばんは、ぽんとんです。

「DIAM新興市場日本株ファンド」はジャスダック、東証マザーズ等に上場されている銘柄に投資するアクティブファンドです。

組み入れ比率は1/31のマンスリーレポートによると、このようになっています。

市場別組入比率

ジャスダック 22.95%
マザーズ 28.05%
その他新興市場 1.65%
その他市場 41.02%
株式先物 0.23%


業種別組入比率

サービス業 31.68%
情報・通信業 23.80%
医薬品 9.06%
電気機器 9.00%
精密機器 4.51%
証券業 4.29%
金属製品 3.84%
不動産業 3.34%
機械 1.30%
銀行業 1.17%

新興市場というだけあって、ジャスダックとマザーズだけで半分以上を占めています。
「ジェイリバイブ」とは結構違いがありますね。

信託報酬は年率1.6416%(税込)で「ジェイリバイブ」よりは少し安いですが、やはり高めです。

売却時に信託財産留保額が0.3%かかるのは「ジェイリバイブ」と同様ですね。

「ジェイリバイブ」についてはこちら。

こんばんは、ぽんとんです。 先週の市場は大変でしたね。 しばらく安定しない状態が続くんでしょうか。 1月の雇用統計で賃...

この「DIAM新興市場日本株ファンド」は2007/11/29に設定されたファンドですが、こいつのすごいところは、なんとトータルリターンが設定来で1000%を越えているんです!

トータルリーターン

1カ月 8.41%
3カ月 22.80%
6カ月 27.31%
1年 61.83%
3年(年率) 36.60%
5年(年率) 45.36%
10年(年率) 30.56%
設定来 1172.30%

※モーニングスターのサイト(2018/2/15)の情報より

モーニングスターのファンドランキングで、国内株式10年のリターンで見てみると、2位の「ジェイリバイブ」を大きく引き離してぶっちぎりの単独首位です。

次に基準価額の過去10年のチャートを見てみましょう。

が「DIAM新興市場日本株ファンド」、が「ジェイリバイブ」、が「ひふみ投信」、オレンジがTOPIXです。

「ジェイリバイブ」と大体同じくらいですが、これは分配金を含まないグラフです。

このファンドは分配金が毎年1回出ていて、とくにアベノミクス後は毎年2000円の分配金が出ているようですので、分配金を再投資すると「ジェイリバイブ」を大きく引き離すことでしょう。

グラフのギザギザと浮き沈みは、「ジェイリバイブ」や「ひふみ投信」よりは激しいようですね。

下図はリスク・リターン分析です。

※モーニングスターのサイトの情報を参考に作成

「ジェイリバイブ」と「ひふみ投信」は、国内株式の①に比べて同じくらいのリスクでハイリターンですが、「DIAM新興市場日本株ファンド」は、国内株式の①と比べて圧倒的にハイリスクでハイリターンのようです。

私はこのファンドを昨年の春くらいから観察していて、6月下旬くらいから購入を始めたのですが、買い始めたとたん、何だか他の日本株投信に比べてパフォーマンスが落ちているような気がしていました。

なんだよ、また買ったら下がるのパターンか?と思っていたので、過去一年のパフォーマンスを調べてみました。

※モーニングスターのサイトより

確かに昨年6月から5ヶ月間くらいは気分が乗らなかったのか、衆院選時の日経16連騰なんか全く気にせずに横ばい、といった感じでした。
ただ、年末にかけての追い上げがすごく、結果、「ジェイリバイブ」にほぼ追い付いています。

とても気性の荒いじゃじゃ馬のようです。

こんなんだったらリーマンショックの時は結構下げたんじゃなかろうかと思ったので調べてみました。

日経平均に連動する「ニッセイ 日経225インデックスファンド」との比較です。

※数値はモーニングスターのサイトからダウンロードした週末ベースの基準価額データを使用。

最初の下げは日経平均並みですが、その直後のリバウンドで日経平均よりは大きく回復していますね。ちょっと安心しました。

このファンドは「ジェイリバイブ」や「ひふみ投信」とは似たような中小型カテゴリに見えますが、投資対象が被るようなこともなく、実際の値動きも細かな視点で見ると、両者とあまり連動していないので、こういうリターンが大きそうなのも夢があるかなと思い、私はポートフォリオに組み込んでみました。

ただ、値動きの上下が激しいので、日々の変動を見ていると「ジェイリバイブ」や「ひふみ投信」よりはスリリングで精神的負担を感じます。あまり頻繁に価格を見ないほうがいいです。
もちろん今後も良い成績を残すとも限りません。

このファンドは、純資産総額が一定水準に達したことにより、2018年2月現在は新規の買付停止中です。
ただ、マネックス証券での新規積立買付は可能で、実際私もちょくちょく積立で購入しています。
SBI証券や楽天証券は不可でした。他の証券会社については確認していません。

あと、償還日が2027/11/29に設定されています。まだ10年も先ですが、一応こちらも注意が必要可と思います。

もうひとつ、似たような名前の「DIAM新興企業日本株ファンド」というのがありますが、別の銘柄ですので気を付けてください。
私は間違えて購入しそうになりました。

では本日はこれにて。

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※当ブログで紹介した銘柄は、売買を推奨するものではありません。
また過去の成績が良いからと言って将来も同様に良い成績になるとは限りません。
実際の投資行動にあたっては、ご自身の判断にて行ってくださいますようお願いいたします。

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