生命保険の低解約返戻金型を見直してみました。

こんにちは、ぽんとんです。

先日、加入していた生命保険を見直しました。

私が入っていたのは、「低解約返戻金型終身保険」という種類のもので、生命保険に入りながら貯蓄性も兼ね備える商品です。

5年ほど前に大手銀行の勧誘で加入しました。

加入した理由は、累計の掛金額以上の死亡保険に入りながら、将来万一解約したくなった時にも累計掛金以上の解約金が戻ってくるんだから、めっちゃお得な商品じゃん!と思ったからです。

実際には払い込みが終わる60歳以降に解約すれば、累計掛金よりも多めの解約金が戻ってくるので必ずプラスとなりますが、60歳になる前に解約すると、解約金は累計掛金よりも大幅に目減りして戻ってきます。

生命保険はずっと入っておくと思っていたため、60歳より前に解約する想定はしていませんでしたので、その時はとてもお得に思えました。

60歳以降なら具体的にどれくらいプラスになるかというと、死亡時保険500万円、毎月の掛金12,180円の私の場合ですが、

60歳時の累計払込金額 3,654,000円
60歳時で解約した場合の解約返戻金 3,991,500円(109.2%)

年齢が上がっていくと解約返戻金の率はどんどん上がります。
もし99歳で解約するとすれば、

99歳時の累計払込金額 3,654,000円(※)
99歳時で解約した場合の解約返戻金 4,924,000円(134.7%)

(※)60歳で払込終了なので変わらず

という感じです。

もちろん解約しなければ、死ぬまで補償は継続して死亡時に500万円(妻が)もらえます。

でも自分で資産を運用するようになった今となっては、20年以上運用していてこの程度の額しか増えないなんて、投資効率悪すぎないか?
と思えてきました。

そこで解約も想定して今年1月くらいだったでしょうか、解約した場合の金額を保険会社に聞いてみました。

その時点で解約したとするとこんな感じでした。

今年1月までの累計払込金額 669,900円
今年1月で解約した場合の解約返戻金 421,500円(62.9%)

5年弱しか加入していなかったのに25万円(37%)近くの損失です。

まぁその間、使わなかっただけで死亡保険というサービスはしっかり受けていたわけですし(使っていたらいたら大変ですが)、その分の料金だと思えばいいんでしょうけど。

それでもちょっと高いなぁ。そこまでお金をかけておいて、今辞めるのももったいないなぁと思いつつも、冷静に見直し案を検討。

今まで毎月支払っていた12,180円のうち、2,000円程度を同じ死亡保険金の掛け捨ての保険に乗り換えて、残り1万円と返ってきた42万円を積立運用に回したとしたら?

仮に年率3%で運用出来たとして、積立シミュレーションサイトで試算してみたところ、60歳時には400万円くらいにはなる…。

60歳時の解約返戻金とほぼトントンかぁ。

たとえ今25万円損しても、今後がんばって3%以上で運用出来れば、現状よりは増える可能性はあるよなぁ。(あくまで皮算用ですが)

よし、25万損切りして、この保険辞めよう!
と決心しました。

そしてさらに追い風。

今年4月から各社の生命保険の保険料が引き下げになる、というニュースが流れました。
これはチャンス到来!いざ!掛け捨て!

ということで、4月で「低解約返戻金型終身保険」を解約し、同じ死亡保険金500万円の掛け捨ての保険に乗り換えました。

ちなみに解約返戻金は、月が4月にずれ込んだので43万円戻ってきました。
その分多く払い込んでいるので決して額が増えたわけではありませんが。

具体的にはこんな感じに変更しました。

【生命保険見直し前】

低解約返戻金型終身保険 毎月掛金 12,180円
死亡時保険金 500万円
補償期間 終身
60歳時の解約返戻金 3,991,500円(60歳で解約した場合)

【生命保険見直し後】

無解約返戻金型定期保険
(掛け捨て)
毎月掛金 1,760円
死亡時保険金 500万円
補償期間 65歳
自力で積立 毎月積立額 10,000円
初期投資額 43万円(低解約返戻金型終身保険の解約返戻金)
60歳時の想定資産(年率3%で想定) 4,000,000円程度

乗り換えた生命保険は補償期間が決まっている定期保険です。
4月の保険料引き下げが思ってたよりも大きめの額だったので、補償期間を60歳までではなく65歳までにしてみました。

変更前と変更後で、総出資額はほぼ変わりません。
補償期間が5年延びたうえに、自分の運用の次第で年率3%の部分を上げることが出来れば、もっと増える可能性もあります。

我ながら良いタイミングの決断だったと思います。

ちなみに後から気付いたのですが、生命保険料を大幅に減らしたため、確定申告時の生命保険料控除額も減ります。
試算してみたところ、私の場合2万円ほど控除額が減ることになります。

保険を見直す際はその点も考慮したほうがよいかと思いました。

では本日はこれにて。

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