こんばんは、ぽんとんです。
5/29に行われたマネースクエアの「メキシコペソ/円リリース記念セミナー」に参加しました。
メキシコペソは新興国通貨のため、いままであまり良いイメージがなく興味もなかったのですが、通貨の分散先を調べていくうちに資源国通貨という性質もあることがわかり、ちょっと興味が湧いてきていました。
そんなときにトラリピで「メキシコペソ/円」の取扱開始に合わせて今回のセミナーが開催れたので、勉強のため参加することにした次第です。
セミナーで知った内容を備忘録として書き留めておきます。
・メキシコは政治が比較的安定している。ただし昨年就任した新大統領の経済政策は混乱している。
・新興国通貨の中では流動性が高い。外為市場における取引高は11位(2016年)
・メキシコペソは、新興国通貨であると共に資源国通貨としての特徴もある。
・格付けは新興国のなかでは比較的高く、投資適格級。
(南ア、ブラジル、トルコは投機的(ジャンク)格付け。)
・主要国中銀の政策や世界の景気動向の影響を受けやすい。
・国境を接している米国の景気動向、外交関係が重要。
⇒他の新興国より米国の経済成長の恩恵を受けやすい利点も。
・メキシコ中銀はインフレ抑制を重視していて市場からの信認も厚い。
・新興国通貨であるため、長期的には減価する傾向がある。
・「ペソ/円」は「ペソ/米ドル」と相関性が高く、「米ドル/円」との相関性が低い。
⇒「米ドル/円」と「ペソ/円」で分散ができる。
【相関係数】(2019/5/27までの週次データ)
メキシコペソ/円 | |||
5年間 | 3年間 | 1年間 | |
メキシコペソ/米ドル | 0.94 | 0.64 | 0.90 |
米ドル/円 | 0.47 | 0.41 | 0.29 |
・メキシコペソは、金利(メキシコ、米国とも)と逆相関の傾向あり。
(通常は自国通貨と金利は正相関)
【相関係数(5年間)】(2019/5/27までの週次データ)
メキシコペソ/米ドル | メキシコペソ/円 | |
メキシコ短期金利 | -0.72 | -0.74 |
メキシコ長期金利 | -0.70 | -0.64 |
米国短期金利 | -0.61 | -0.63 |
米国長期金利 | -0.22 | -0.17 |
※短期金利:政策金利、長期金利:10年物国債利回り
・米国利下げ転換はメキシコペソにとってプラスか。ただし大幅な利下げが必要な景気悪化はペソ安要因でもある。
このセミナーに先立ち、私もトラリピでメキシコペソ/円に試しで手を出して見ました。
もともと資金を割り振っていた「カナダドル/円」の設定を少し減らして「メキシコペソ/円」に分散したかたちになります。スワップが大きいためハーフ&ハーフではなく買いトラリピのみにしています。
手を出したとたんにトランプ大統領のメキシコに関税をかける発言で大きく下落したのがちょっと面白かったです。
以前、はじめてFXを試したときにトルコリラを買って翌日にトルコリラショックに遭遇したことを思い出しました。
まぁ今回も少額のため大事には至りませんでしたが。
今後も勉強のため、しばらくはメキシコペソの動きを見ていこうと思っています。
では本日はこれにて。
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