こんにちは、ぽんとんです。
4月18日に行われた三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングに参加してきました。
今回のお題は、
・ブロガーが選ぶFOYへの受賞への御礼と頂戴したご意見について
・ベンチマークの「配当込み指数」への変更について
・eMAXIX Slimの信託報酬引き下げについて
ということでした。
以下、メモに書き留めたことを備忘録としてまとめてみました。
無印eMAXIXシリーズとSlimシリーズの信託報酬について
無印eMAXIXとSlimの信託報酬の違いには問題意識をもっている。
Slimシリーズは最初から信託報酬最安ということを商品性として織り込んでいて、価格決定権がある。販売会社には分け前が少なくなることを承知してもらって販売している商品。
一方、無印eMAXIXシリーズは販売会社82社と販売委託契約があり、勝手に信託報酬を値下げできない面がある。
だからといって無印eMAXIXに何もしないわけではなく、どうしたらよいか、どういう手があるかを引き続き考えていく。
決してFOYのコメントにあった「情弱な人はコストが高い無印eMAXIXシリーズを買っておけ」というような姿勢ではない。
Slimシリーズの信託報酬引き下げについて
今まで信託報酬見直しの対象だった「他社類似ファンド」の範囲をiDeCoに拡大した。
それに伴い、今回以下の4つのファンドの信託報酬を引き下げた。
ファンド名 | 変更前 | 変更後 |
eMAXIX Slim 国内株式(TOPIX) | 0.155%以内 | 0.140%以内 |
eMAXIX Slim 国内株式(日経平均) | 0.155%以内 | 0.140%以内 |
eMAXIX Slim 先進国債券インデックス | 0.170%以内 | 0.140%以内 |
eMAXIX Slim バランス(8試算均等型) | 0.159%以内 | 0.140%以内 |
iDeCoを対象にした理由は、Slimシリーズを提供している業態のため。
企業型DCについては制度上の理由がありSlimシリーズを提供していないため対象外。
信託報酬の同率一位について
一定の残高(500億円、1000億円)を超えると、それを超えた部分が他社より安くなる。
今のところSlim先進国がそれに一番近い。
マーケットが崩れたりしなければ、おそらくあと3カ月くらいで500億超えることになりそう。
他社にはないプラスアルファで、より一歩信託報酬を下げていく努力をする。
他社と同率一位で並んで満足しているわけではない。
ベンチマークの配当込み指数への変更について
他社をリードしていくためにはやらなければならない改革だった。
販売会社240社に説明してまわった。
日本のバンガードになるためにはこの問題を放置しては進めなかった。
”ETFを除く”にした理由は、ETFは配当を分配しなければならないので、この変更になじまないため。
トラッキングエラー、隠れコストについて
トラッキングエラーが小さいけどリターンが悪い、というよりは、トラッキングエラーが大きいけどリターンが良い、というほうをより意識している。
隠れコストについては隠れたものはないという認識。
すべてのコストは基準価額に反映されている。
この推移がベンチマークと比べてどうかというのを重視している。
コスト全体を下げるためには、時には先物を使ったり、意図的に現金で持っておいたりなど、パッシブだけどいろんなやり方を駆使している。
トレードの仕方も含めトータルで如何にコストを下げリターンを上げるかを重視し、ファンドマネージャーにもそれを意識してもらっている。
mattoco(マットコ)について
直販の最大の意味は客の行動解析。
客が何を考え、どんな行動をしている(何を買っている)かがわかることで、ニーズがわかり、より買ってくれそうな可能性の高いところにアプローチ出来る。
mattocoで買うメリットとして、長く持っている人にロイヤリティプログラムを検討中。
mattocoにアクティブファンドがある理由について
運用力を示す場所は残すべきだと考えていて、mattocoに「これぞ、日本株」を入れている。
せめて国内株の運用においては、運用会社として戦っていきたい。「ひふみ投信」のレオスと競いたい。
ざっくりですが、以上のような感じでした。
個人的にはそこまでディープなインデックス投資家ではないので、小数点第2位以下の信託報酬引き下げ合戦にはあまり興味がありません。
いまでも十分安いと思っていますし。
また、ベンチマークの変更についても、ファンドを調べるときはあまり意識してみていないのでどっちでもいいかなとおもっています。というかよくわかっていないです。
それより、パッシブなのにファンドマネージャーがリターンを上げるために奮闘しているというところに興味があります。
リターンを上げるために頑張っている姿勢が客側にも見えて、さらに「お、インデックスなのにベンチマークよりリターン良いじゃん」というように結果が伴ってくるのなら、それを信頼して応援したい気持ちになります。
自分にとって「ひふみ」を好きになったのはそれだったので。
次回のブロガーミーティングではファンドマネージャーも連れてくる。とのことでしたので楽しみです。
あとは時間がなくて現地のアンケートの要望欄に書けなかったのことを。
あまり王道ではないラインナップが増えると面白いなぁと思います。
ナスダック100連動インデックスとか、インド株インデックスとか、ゴールドのインデックスとか。
Silmシリーズむきではないと思うのでeMAXIX NEOみたいに別シリーズにして。
また、米国セクター別のファンド(生活必需品、ヘルスケア等)や、日本株業種別のTOPIX-17に連動というようなマニアックなファンドがでると個人的には選択肢が増えて楽しめそうです。需要はないとは思いますが…。
では本日はこれにて。
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