こんにちは、ぽんとんです。
先日実家に帰省してきました。
北海道に行く前に、妻には長袖持って行ったほうがいいんじゃないと言われて、なに北海道を馬鹿してるんだ。北海道だって夏は暑いんだ。子供のころ暑かったもん!と思っていたのですが、実際に行ってみると結構ひんやりしていて、長袖が必要な場面もありました。昔からこんな気候だったっけ?
さて、実家に帰省したついでに気になっていたこれについて何とかしてあげたいと思っていました。
父が定年を迎えたときに地元地銀に勧められて買った投資信託。
手数料だけ高くてお金がどんどん吸い取られていく、日本人が大好きな毎月分配(タコ足分配)型の投資信託です。
基準価額は減っていくわ、貰える分配金も減っていくわで、父もとても憤っていたので、これを同じ地銀で買える「ひふみプラス」に買い変えてあげようと思いました。
もちろん「ひふみプラス」は株式なので、大きく値が下がることもあると説明したうえで、信頼に足る投資信託だと思い勧めました。
ただ、インターネットバンキングのアカウントは持っていないらしく、その場では処理できませんでした。
あとその時調べてわかったのが、「ひふみプラス」を買うにしても、購入時手数料が2.16%(税込)もかかってしまうこと。
「ひふみプラス」はノーロードが当たり前だと思っていたので、これはショッキングでした。
地銀ってそこまでお金を吸い取るのか、と驚いた次第ですが、まぁ生き残るために必死ということなんでしょう。
結局、後日父が窓口に行って、口座ごと全解約してくるとの結論になりました。
あと父のとの話の中で、年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の話題になり、父はGPIFが株を運用して赤字になっているとずっと思っていた、と言っていました。
たまに5兆円のマイナスになった、というようなニュースが流れることがあるけど、そりゃ期間の切り取り方次第では5兆円くらいマイナスになることだってある。でも実際には2000年代の初めごろからの運用で、リーマンショックを含めても63兆円を超える累積黒字だということを説明しました。
(おお、こういうことを説明できるようになったなんてちょっとすごいかも。2年前の自分からは想像が出来ないレベルアップっぷりです。)
昔から、”新聞やニュースが伝えることは恣意的なものなので、いつも正しいことを伝えているとは思わない”というのがポリシーでもある父が、そう思い込まされていたなんて、どれだけチャイナショック時の「年金運用マイナス5兆円」のニュースがセンセーショナルに伝えられたのだろう、そしてどうしてそれを上回る運用益が出たとしてもほとんどニュースにならないのだろう、というのを考えると、メディアの伝え方に対して残念な気持ちになります。
信頼されるべき銀行や証券会社がタコ足分配みたいな顧客に良くない商品を売ったり、メディアや野党などが株式投資はギャンブルだから年金で運用するなというようなネガティブキャンペーンをやったりと、影響力のあるところがそんなことやって足を引っ張るから、いつまでたったも日本人の意識からは、株式投資は悪だ、ギャンブルだ、みたいな風潮がなくなることもなく、いずれ、失われた30年が、失われた50年、100年…、と続いていくのでしょうかね。
では本日はこれにて。
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