一体いつからインデックス運用があらゆる局面で有利だと錯覚していた?
はい、なんかネットのいろんな記事を読み漁っているうちに、いつの間にか錯覚していました、ぽんとんです。
前回からの続きです。
前回、妻の確定拠出年金の成績が悪かったのはアクティブ運用銘柄が多いポートフォリオのせいじゃないかと思い、もし最初からインデックス銘柄で構成されたポートフォリオで運用していたら、さぞ成績が良かったんだろう、という観点でシミュレーションしてみたところ、このようなグラフが出てきました。
今現在のところは、インデックス銘柄で構成された新ポートフォリオのほうが断然勝っていますが、私がポートフォリオを変更したいと思った動機でもある16年10月以前の期間でみると、新ポートフォリオのほうが実は成績が悪かったのです。
つまり「成績が悪いのはアクティブ銘柄が多いからだ」という仮説は誤りで、犯人はアクティブ銘柄ではないし、そもそも成績は悪いものではなかったということでした。
むしろその期間は資産が守られていた事実に衝撃を受けました。
インデックス運用については、長期的に見て確率的に多少プラスの結果が出るだろうというわけであって、どんな曲面でもどんなクラス相手でも常に有利というわけではなく、短期的に切り取って見れば、そりゃ常に上下する相場なんだから、悪い時もあればいい時もあるんだ、ということを再認識させられました。
過信せず上手に使っていければなと思います。
そして旧ポートフォリオのほうが変動が小さかったのは、アクティブ銘柄が多いとか、そういう問題ではなく、債券とか、元本確保型の預金とかの比率が高かったからでしょう。
今現在は世界的に株の相場が良いので、債券や預金の影響で伸びが抑えらてていますが、当時の時点で見ていれば、債券や預金は資産を維持していてくれる頼もしい存在だったということは覚えておきます。
アクティブな銘柄についても、手数料が引かれてどんどんダメになっているんだろうな、という印象でしたが、たかだか2、3年程度でどれほどの差がでるものなんでしょうかね。
そもそも元本が少ないので、手数料の影響なんて、まだまだ考えなくてもいいような気もしてきました。
こちらも毛嫌いせず今後も検証していきたいなと思います。
しかしこのグラフ、新ポートフォリオの16年6月の下げをリアルタイムで目撃していたら、インデックス投資って嫌い、確定救出年金って嫌い!ってなっていたかもしれないので、いま思うと恐いです。
6月ってブレグジットショックのときですよね。あの時は資産運用にあまり興味がなくて良かった。
ところで「インデックス運用」と「パッシブ運用」って単語、どう使い分けるればいいでしょう…。
それでは本日はこれにて。