こんにちは、ぽんとんです。
「QQQ(パワーシェアーズQQQ信託シリーズ1)」は「ナスダック100指数」に連動を目指した米国のETFです。
ナスダック100指数とは、ナスダックに上場する上位100銘柄(金融銘柄を除く)の時価総額加重平均で算出される指数です。
ナスダック指数に連動するETFは今のところないらしいので、比較的ナスダック指数に近いETFとして一般的にこの「QQQ」が代用されるようです。
組入銘柄はこんな感じです。
Apple Inc | 11.36% |
Microsoft Corp | 9.21% |
Amazon.com Inc | 9.11% |
Facebook Inc A | 5.40% |
Alphabet Inc C | 4.96% |
Alphabet Inc A | 4.24% |
Cisco Systems Inc | 2.80% |
Intel Corp | 2.79% |
Comcast Corp Class A | 2.37% |
NVIDIA Corp | 1.94% |
Amgen Inc | 1.71% |
Netflix Inc | 1.55% |
Gilead Sciences Inc | 1.36% |
Texas Instruments Inc | 1.34% |
Broadcom Ltd | 1.31% |
Adobe Systems Inc | 1.29% |
Qualcomm Inc | 1.22% |
PayPal Holdings Inc | 1.19% |
The Priceline Group Inc | 1.19% |
Charter Communications Inc A | 1.15% |
The Kraft Heinz Co | 1.08% |
Costco Wholesale Corp | 1.06% |
Starbucks Corp | 1.02% |
Celgene Corp | 0.95% |
Walgreens Boots Alliance Inc | 0.90% |
※米国モーニングスターのサイト(2018/2/22)より
FAAMG(フェイスブック、アマゾン、アップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル))など、高成長なハイテク関連企業の恩恵を受けられます。
ハイテク株だけに投資したいなら「VGT(バンガード・米国情報技術セクターETF)」などもよいと思います。
「VGT」との業種別の組入比率の比較です。
QQQ | VGT | |
素材 | 0.00% | 0.07% |
消費(景気循環) | 18.10% | 1.06% |
金融サービス | 1.21% | 7.53% |
不動産 | 0.00% | 0.27% |
消費(ディフェンシブ) | 4.88% | 0.00% |
ヘルスケア | 9.77% | 0.00% |
公益 | 0.00% | 0.00% |
通信サービス | 5.06% | 0.10% |
エネルギー | 0.00% | 0.00% |
工業 | 3.41% | 4.01% |
テクノロジー | 57.57% | 86.96% |
※モーニングスターのサイト(2018/2/22)より
「QQQ」は「VGT」と違って、一般消費財セクターやヘルスケアセクターなど、非ハイテクの新興企業を幅広くカバーしています。
私は、ハイテク銘柄が中心でいて、且つアマゾンも入っているので、「QQQ」のほうを投資対象に選びました。
次にS&P500と比較した直近1年のチャートです。
※米国YAHOO!FINANCEのサイト(20018/2/22)より
赤:QQQ ・・・ +26.30%
青:S&P500 ・・・ +14.33%
S&P500よりボラティリティは高いですが、リターンもかなり上を行っています。
続いて10年のチャートです。
※米国YAHOO!FINANCEのサイト(20018/2/22)より
赤:QQQ ・・・ +276.99%
青:S&P500 ・・・ +111.97%
リーマンショックを含めても、S&P500を圧倒しています。
これはすごい!
ただし、こいつはとんでもない過去を持っていたりもします。
2000年代初頭のITバブル時のチャートです。
※米国YAHOO!FINANCEのサイト(20018/2/22)より
この山!頂上から底まで80%近く下がっています。
この山の頂上で買った人は、その後15年間ずっとマイナスのままです。
これは怖い!
こんな黒歴史を持っていることを忘れないで投資したほうがよさそうです。
「QQQ」は米国のETFですが、日本でも同じナスダック100指数に連動するETFが上場しています。
それが「1545(NEXT FUNDS NASDAQ-100 連動型上場投信)」です。
米国ETFはハードルが高い!っていう方は、国内株と同様に売買できる「1545」のほうがお手軽です。
10万円以下の取引が手数料無料になるプランのある証券会社なら、無料で売買できますし。
ただし信託報酬などの手数料が「QQQ」と大きく違うのには注意が必要です。
QQQ | 1545 | |
信託報酬(経費率) | 0.20% | 0.45% |
目論見書によると「1545」はこの他にも、購入時に0.15%、換金時にも0.15%かかるようです。
「QQQ」を買うなら為替の手数料だったり証券会社への売買手数料などもかかりますので、
どっちがいいかは微妙ですね。長期ならQQQのほうがよいかもしれません。
私は米国ETFは、購入手数料のかからないNISAで購入しているのですが、今年のNISA枠の残額がもう足りないので、しばらくは「1545」で積み立てていきます。
来年以降、NISA枠に余力が出てきたときに「QQQ」に乗り換えていきたいと思っています。
では本日はこれにて。
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※当ブログで紹介した銘柄は、売買を推奨するものではありません。
また過去の成績が良いからと言って将来も同様に良い成績になるとは限りません。
実際の投資行動にあたっては、ご自身の判断にて行ってくださいますようお願いいたします。