こんばんは、ぽんとんです。
先週の市場は大変でしたね。
しばらく安定しない状態が続くんでしょうか。
1月の雇用統計で賃金が大きく上昇したことが今回の暴落のキッカケだとのことですが、ラジオ日経を聞いていると、寒波でみんな働けなかったから時間当たりの賃金が上昇して見えた、というような解説もありました。
現在は世界的に景気がいいようなので、ここまでの暴落なんて考えていませんでしたが、景気ではなく天気が悪くて暴落することがあるんだなと勉強になりました。
私は、保有資産をこの前決めたポートフォリオ通りの比率にする作業中で、しかも完成を急いで銘柄入れ替えを強引にやっていたため、クッションとなる債券がゼロ、一部の株を2重に持っているタイミングで今回の暴落を迎えました。
あと一週間、暴落が遅く来ていれば、ポートフォリオが完成して気持ちよく暴落を迎えられたのに、と思うと少し悔やまれます。
ポートフォリオ比率の完成は遠のいだので、本当は完成してから始めようと思っていたのですが、自分のポートフォリオに組み入れている銘柄の紹介を始めようかと思います。
まずは「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(jrevive)」です。
私は「VTI」と、この銘柄を自分の投資の2大柱として位置付けています。
「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」は日本の中小型株に投資するアクティブ型ファンドです。
目論見書には、
株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済 社会に貢献すると考えられる企業の株式に厳選投資します。
とあります。
名前の通り、バリューでかつグロースな株に投資するようです。
また、徹底した個別直接面談を行ったり、投資後も企業訪問を行って調査分析を行うという点は、ひふみ投信と似たような感じでしょうか?
2月2日の週報によると、組み入れ比率はこのようになっているようです。
市場別組入比率
東証1部 | 73.9% |
東証2部 | 7.1% |
ジャスダック | 9.9% |
マザーズ | 0.7% |
現金など | 8.4% |
業種別組入比率
サービス業 | 24.0% |
機械 | 15.0% |
電気機器 | 14.0% |
小売業 | 9.0% |
情報・通信業 | 7.6% |
精密機器 | 3.9% |
卸売業 | 3.4% |
その他 | 14.7% |
現金など | 8.4% |
中小型株なので、勝手に東証2部やジャスダック、マザーズが中心なのかなと思っていたのですが、そうでもないようです。
この「ジェイリバイブ」がすごいのは、なんといってもパフォーマンスが圧倒的に優れていることです。
下の図は過去10年のチャートです。
青が「ジェイリバイブ」、赤が「ひふみ投信」、緑がS&P500、黄色が日経平均です。
見てください。アベノミクス以降の右肩上がりのすさまじさ。
素晴らしい。まるでニホンの精神が形となったようだ。
もはやS&P500と日経平均が直線に見えます。
アクティブファンドとして大人気の「ひふみ投信」よりも、さらに倍!ってかんじです。
普段これだけ上げているんだったら、下落時は相当下げるんじゃなかろうかと心配になったので、市場が大幅に下げたとき、に「ジェイリバイブ」がどれだけ下げるか調べてみました。
下の図は日経平均に連動する「ニッセイ 日経225インデックスファンド」との比較です。
2008年のリーマンショック時
2013年のバーナンキショック時
2016年のチャイナショック時
2016年のブレグジット時
※数値はモーニングスターのサイトからダウンロードした週末ベースの基準価額データを使用しています。
下落時にめっちゃ下げる、ということもなく、場合にもよりますが日経平均と同程度の下げで済んでいるようです。
まとめると、下落時は日経平均程度は下げるが、平時は日経平均を大きくアウトパフォームしていく、という感じでしょうか。
「ジェイリバイブ」には運用内容は同じですが、3種類のバリエーションがあります。
ジェイリバイブ ・・・
買付方法は口数買付のみだが、今のところ分配金が出ていない(再投資される)。
ジェイリバイブ(年2回決算型)
買付方法は口数買付、金額買付、積立買付が出来て使いやすい。
ただ最近分配金が出ている。
ジェイリバイブ<DC年金>
確定拠出年金専用のタイプ。
あと気になる点ですが、信託報酬がかなり高いめです。
最近の値下げ競争で、ちまたのインデックスファンドの信託報酬がどんどん下がっていく中で、「ジェイリバイブ」はこのような高額になっています。
ジェイリバイブ | 1.836% |
ジェイリバイブ(年2回決算型) | 1.8144% |
ジェイリバイブ<DC年金> | 1.62% |
「ジェイリバイブ<DC年金>」の信託報酬が0.2%ほど安くなっているので、SBI証券やマネックス証券でiDeCo口座を運用している方は、こちらのほうがお得だと思います。
もうひとつデメリットですが、信託報酬以外にも、売却時に信託財産留保額が0.3%持って行かれます。
これが結構痛いところで、頻繁に利確して買い直すということが出来ません。
一度買ったら撤退するまでじっと持っておかないと余計な出費になります。
こんな感じで費用が結構かかりますが、それに見合う結果を残しているのが「ジェイリバイブ」です。
もちろん将来もこの成績が続くとは限りませんし、中小型株がたまたまこの時期好調だったということなのかもしれません。
あと「ひふみ投信」とちがってファンドマネージャーの顔があまり見えてきませんが、現時点では信じてみたいと思っています。
ちなみに資金流入が急増しているらしく、「ジェイリバイブ(年2回決算型)」は信託金上限額を引き上げる手続きのために、2月7日から2月18日までの間、買付が停止になっているようです。
人気が出て来ているんですね。
よくアクティブ型ファンドは資金がが増えるとパフォーマンスが悪くなると聞きますが、「ジェイリバイブ」がそうならないよう願います。
では本日はこれにて。
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※当ブログで紹介した銘柄は、売買を推奨するものではありません。
また過去の成績が良いからと言って将来も同様に良い成績になるとは限りません。
実際の投資行動にあたっては、ご自身の判断にて行ってくださいますようお願いいたします。