「J-REITファン2018秋」に行ってみた。

 

こんばんは、ぽんとんです。

先月24日(土)に東京証券取引所で開催された『J-REITファン2018秋』に行ってきました。

 

J-REITの祭典ではありますが、インフラファンドも「カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人」「いちごグリーンインフラ投資法人」「タカラレーベン・インフラ投資法人」の3社が参加しているので、そちらのIRセミナーを聞きたかったのが主な参加目的です。

 

東証に着くと入り口で空港のような探知機による手荷物検査を受けました。さすがに厳重です。

2階に上り、インベスターZの展示物や各社の企業展示ブースの向こうには広大な空間が広がっていて、ニュースなどでおなじみの株価がぐるぐる回っている巨大な円柱がありました。
こいつをこんな間近で拝めるとは大感激です。


でも回っているのは株価ではなく「J-REIT、インフラファンドが一堂に会する秋のIRフェスティバル J-REITファン2018秋」というテキスト。
これはこれでレアです!

 

会場は3つに分かれていて、2階にある大きいホールと、下の写真のように巨大円柱の手前の即席会場、あと円柱の向こう側にも会場があり(そちらは行かなかったのでよくわかりませんが)、そこで各社のIRセミナーや各講演などのプログラムが朝の9時から16時半ごろまで3会場同時進行でひっきりなしに行われました。

 

 

 

私が参加したのは下記のプログラムです。

1.基調講演「J-REITの魅力と市場動向」
2.IRセミナー「カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人」
3.IRセミナー「大江戸温泉リート投資法人」
4.インフラファンドシンポジウム「上場インフラファンド市場の展望」
5.IRセミナー「いちごグリーンインフラ投資法人」
6.IRセミナー「タカラレーベン・インフラ投資法人」
7.IRセミナー「タカラレーベン不動産投資法人」
8.特別講演「J-REIT投資のポイントと2019年のマーケット展望」


この中で2、4,5,6のインフラファンドに関するプログラムにて印象に残った点をメモ形式で記載していきます。
ノートに書き殴ったものを忘れないためにテキストにしただけなので読みにくい点はご容赦ください。また、理解が間違っている点などあるかもしれません。


インフラファンド3社のお話

インフラファンドとJ-REITとの違いについて
インフラファンドはJ-Reitと制度的には似ているが、社会貢献、ESG投資だということが最も違う点。ESGはヨーロッパでは広がっている考え方。
カナディアンソーラーはESGの観点からノルウェー銀行から投資してもらっている。


安定性について
インフラファンドは天候による短期的な不安定性はあるが、長期的には安定性がある。天候は過去30年の天候に収束される。


流動性について
インフラファンドは低流動性が難点。大口に左右されやすく、大きく価格が動くことがある。
自分の利回り感に合った株価を指値で気長に待つのが良い。


最近の報道(FIT制度の見直しと九州電力による出力抑制)について
最近の報道では仕組み正しく伝わっていない。報道が出るたびに株価が下がる。


FIT制度の価格見直しについて
今後検討していこうというものなので、既存の物件の20年価格固定は変わらないため関係のないこと。

FIT価格が年々下がることは上場する前からわかっていることなので配当には影響はない(タカラレーベン)

今後の事業拡大は簡単ではないが、POの際にはどういう物件を取得するのか確認してほしい。今までの利回り感を棄損しないように心掛ける。(カナディアンソーラー)


既に認定された買取価格を下げようとする動きがあることについて
2012年から2014年にFIT認定を受けてまだ稼働していないもの、来年3月までに着工認定されないものが対象。

パネルの価格下落を待っている業者もいれば、環境アセスメントの対応でやむを得ず着工出来ない業者もある。それらをまとめて価格を下げるのが問題になっている。いずれにしても既存の物件には関係がない。


九州電力による出力抑制について
九州の物件が多いカナディアンソーラーでは、以下の理由から影響は軽微だった。

・九州電力は揚水発電をフル活用、中国四国への売電など努力した結果、電力抑制は7日間だった。
・出力抑制は公平に順番で回ってくるので、全部の物件がいっぺんに影響を受けることはない。
・冬は抑制の必要がないため、いつもコンスタントに抑制されることではない。
・出力抑制は最大30日ルールがありそれ以上は保障されるし、70%の賃料保障もある。

今後は政府も出力抑制減らそうとしている。今は止められない火力発電所もあるが、設備投資を優先して止められるようしたり、他の電力会社へ回せるよう系統強化もしている。


タカラレーベンでは九州地方は1か所しか物件を所有していないが、今後九州の物件を買わないわけではない。

 

北海道に地震の影響について
いちごグリーンは北海道に1/3くらいの物件を持っている。
震源だった厚真町のとなりの安平町にも物件があり震度6だったが、設備に影響はなかった。
ただし数日間はブラックアウトにより売電が止まった。

保険会社からハザードレポートを取って、地震リスク高いところには追加で保険をかけるなどのリスクに対応している。

HP上からWEBカメラによってリアルタイムの現地状況を配信しているので、何かあった時はそちらで確認してほしい。

 


J-REIT投資のポイントと2019年のマーケット展望

最後に特別講演がありました。

そこで講演者の株式会社武者リサーチ代表・武者陵司氏から、

日本企業は今、オンリーワンのビジネスモデルを展開している。
PCやスマホは米国でも欧州でもなく、台湾、韓国、中国などの北東アジア地域で作られている。それはそこに日本はあるから。

ずっと横ばいだった日本企業の売上高、経常利益がここ最近は上がっている。
グローバルで稼ぐ力、為替抵抗力がついてきた。

今、日本は空前の下方向のバブルだが、2030年代には日経平均10万円の時代が来る!

という頼もしいお話がありました。


また、J-REITについてはSMBC日興証券株式会社・鳥井裕史氏から、

オフィス ・・・ おすすめ。
住宅 ・・・ 単純なディフェンシブではない。
ホテル ・・・ 心配。オリンピック向け。来年半ばまでが旬。地方のほうが供給少ないから地方分散が良い。

というお話がありました。

 

 

最後にこのイベントの最大の収穫は何といっても、いつもラジオで聞いている、ラジオNIKKEI辻留奈アナの生のお声を間近で拝聴できたことです!
最近の株価下落で荒んだ心が癒されました。

 

 

では本日はこれにて。

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