ハイテク/生活必需品/ヘルスケアの3セクター均等にした理由を再確認

こんばんは、ぽんとんです。

 

投資のことをアレコレ考えていると、本来の目的だったり、どういう考えを経てそこに至ったかを忘れたりして、せっかく決めた投資方針を変えてしまったりしそうなので、頭の整理のために今やっている投資のことをいろいろ振り返ってみたいと思いました。

 

今日はそのシリーズの第1弾です。

 

私は自分のアセットアロケーションの中で、ハイテク/生活必需品/ヘルスケアの3セクター均等という考えを持って投資しています。

具体的には、

ハイテク … 「QQQ」「1545」などのNasdaq100指数連動のETFや投信
生活必需品 … 「VDC」「XLP」など米国生活必需品セクターのETF
ヘルスケア … 「VHT」「XLV」など米国ヘルスケアセクターのETF

という中身です。
(実際に運用しているポートフォリオはアレンジして上記以外のものも混ざっていますが。)


そこに至った経緯を振り返ってみます。


経緯

投資を始めようといろいろ調べていた初期のころ、全米株式の「VTI」のことを知り、このETF凄い!これ一本でいいじゃん!と思いました。
長期では右肩上がりの最強ETFだと思い、「VTI」を主軸に投資していこうと決めました。


さらに調べていくうちに、セクター別のETFというものを知り、「VTI」よりもっと成績のいい凄いETFがゴロゴロあって「オラ、ワクワクすっぞ」状態に。

これらを「VTI」に付け足して買えば、「VTI」単体より成績良くなるんじゃね?となりました。
そうしていつの間にか「VTI」よりハイリターンを目指すようになったのです。

 「QQQ」って凄いね。半導体セクターの「SMH」やバイオセクターの「BBH」も捨てがたいな。でも攻めのセクターだけじゃ怖いからディフェンシブな生活必需品セクターの「VDC」も加えよう。

という感じで、「VTI」にどんどん別のセクターETFが付け加えられました。

 


もっと調べていくうちに、値動きが違うものに分散するとリスクが抑えられるという考え方も知りました。

そうしたら逆に、値動きが平均的な「VTI」に何かを組み合わせるよりは、「VTI」を排除して特徴的な値動きをするものだけを組み合わせたほうが、よりリスクが抑えられるのではないか?
という考えに至り「VTI」を外して、セクターETFのベストな組み合わせを模索し始めました。
「VTI」よりローリスクを目指すようになったのです。

 

そうして、最近こそは不調ですがそれまで絶好調だったハイテクセクターと、シーゲル教授の本でもおなじみの生活必需品セクター、ヘルスケアセクターの3つを選び、それらを均等に組み合わせて投資していくことに決めました。

3均等にした理由は、一番シンプルだからです。

ハイテクセクターは「VGT」のような情報技術セクターだけではなく、米国のイノベーションを幅広く取り込めるよう情報技術以外の新興企業(たとえばアマゾン)が入っている「QQQ」などのNasdaq100指数を投資対象にしました。

 


ハイテク/生活必需品/ヘルスケアの3つのセクターに投資することにした理由と目標をまとめるとこの2つです。

・米国株の中で過去に比較的リターンの高かったこの3つのセクターに絞って投資することで全米平均点の「VTI」よりハイリターンを目指す。

・値動きの違うをこの3つのセクターを組み合わせることで、「VTI」よりローリスクを目指す。

 

 


バックテスト

実際に過去の成績を調べると、この組み合わせは上記2つを満たしています。
(期間の切り取り方にもよりますが。)


たとえばリーマンショック前の高値付近(2007/10)以降のバックテストです。

※portfoliovisualizer.comにて作成

青:「QQQ」「VDC」「VHT」の3セクター均等
赤:「VTI」単体

「3セクター均等」のほうがリターンは圧倒的で、標準偏差も抑えられているためシャープレシオも良好です。
最大ドローダウンも「VTI」よりかなり抑えられています。

 

 

ついでに大幅下落をとも伴わず長期間好景気だった場合も見てみます。
リーマンショック後の大底付近(2009/3)以降のバックテストです。

※portfoliovisualizer.comにて作成

青:「QQQ」「VDC」「VHT」の3セクター均等
赤:「VTI」単体

この期間だと両者はあまり大差ありませんが、「3セクター均等」のほうが少しだけリターンが良いです。
途中から「3セクター均等」が引き離していますが、2015年頃のバイオブームの影響でしょうか。

なのでリターンが良かったのはたまたまかもしれませんが、それでもシャープレシオは勝っていて最大ドローダウンもかなり小さめですので、「VTI」よりはローリスクとは言えそうです。

リーマンショック前後だけでみると、「3セクター均等」は大きな下落があったほうがより強くなれるようですね。サイヤ人かい!?

 

でもITバブルの時はどうだったんでしょうね?
データがないので調べられませんが、これとは違う傾向のような気がして怖いですが見てみたいものです。

 

 

 

現在の私のポートフォリオではNISAで買って含み損になっている半導体、バイオのETFや未練の捨てきれない日本株のETFや投信が混ざったポートフォリオになっていて、ちゃんとした「3セクター均等」になっていませんが、いずれどこかのタイミングで、Nasdaq100、米国生活必需品、米国ヘルスケアのシンプルな「3セクター均等」をやってみたいと思っています。

 

では本日はこれにて。

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※当ブログで紹介した銘柄は、売買を推奨するものではありません。
また過去の成績が良いからと言って将来も同様に良い成績になるとは限りません。
実際の投資行動にあたっては、ご自身の判断にて行ってくださいますようお願いいたします。
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