こんにちは、ぽんとんです。
先日7月21日に開催されたサンワード貿易主催の「サンワードフェスタ2019」に参加しました。
元衆議院議員で国策投資家の杉村太蔵氏、マーケット・アナリストの荒野浩氏、ラジオNIKKEIの番組でもおなじみの株職人・相場師朗氏のお三方による講演でした。
その中でも今回は杉村太蔵氏の講演内容について記載します。
まず、他の講演者はわからないが、自分の場合はカメラOK、いくら撮影してもいい、ということで1枚パシャリ。
席が遠すぎて上手く撮れませんでした・・・。
投資詐欺が横行している。元本保証を謳うものには気をつけろ。元本割れ恐怖症の日本人は引っかかりやすい。
たとえどんなメガバンクでも、サンワード貿易さんでも信用できないw。
本日は参議院選挙の投票日だが、私の発言は政治的には中立公平です。そうじゃないと明日からTVから消えることになるw。最近コンプラが厳しいので。
というようなノリで楽しく始まりました。
以下、杉村氏が講演で語られていた内容を大雑把にまとめてみました。
年金2000万円問題について
まず前提となっている夫婦の設定がおかしいw。
夫65歳、妻60歳。年金21万円の収入、支出額は26万なので毎月5万円の赤字。
厚生年金が貰えているのでちゃんとした会社に勤めていたのに、この時点で1円も貯金がない。おまけに退職金も間髪いれず使いきっている。
いったいどんな夫婦だ?
それぞれの家庭によって違うとは思うが、毎月5万赤字なのがわかっているのに節約もせず95歳まで同じ生活レベルを続けるのか?普通節約するでしょ。
「娯楽費」に25000円使っている。高齢者は映画は安く見れる。月に何本映画を見るの?
「その他消費支出」(つまり孫へのこずかい)に5万円以上出費しているが、そんな人いる?毎月5万赤字なのにそんなに孫へのこずかいはあげないでしょ。
厚生労働委員会にいた経験から、私が70歳になっている2050年には年金は貰えないだろう。良くて75歳から。下手したら80歳からになる。
そう思わせるほどの財政状況。
今後は何もしないリスクは当然出てくる。将来いくら年金もらえるかは把握しておいて下さい。
今回の件で国民はこぞって投資に関心持ってくれた。金融庁は正しかったのでは?
日韓関係について
投資家杉村太蔵の見解としては、日本経済に与える影響はほとんどないだろう。
対GDPで見たときに中国、米国、EU、アセアンの比率は高いが、韓国の比率は小さいためインパクトがない。
中国経済について
客観的データ、真実に基づいて考えることが重要。どうしてもネガティブな方向に引っ張られるので。
中国が発表する指標は本当に真実かなのか信用ができないので、中国進出の日本企業の決算を見る。
伊藤忠、日本電産、コマツなどの業績をチェックすると、現在はそれほど悪くない。
現時点では中国発表の指標とそんなに相違ないようにみえる。
米中貿易戦争について
だからこそ米中の争いは収まらないのでは?
米国は大統領選挙が控えている。
中国経済は持ちこたえる。
ますます激しさがます展開になるか?(秋に?)
過去のショックとの違い
米国は多額の財政赤字。大判ぶるまいと大減税しているこの状況でFRBは利下げしようとしている。これは続くのか?
ブレグジットの問題もあるし、中東がおかしくなると日本にも感染する。
いまは何が起きてもおかしくない状況。
過去のショック時には国際協調が出来ていた。リーマンショックの時もすぐに回復した。
当時、日米EUは緊密なやりとりしていたが今は違う。そこが心配。
これからどうする?
株式市場は良くて下がらない、悪くて下がるw。
いまほど安全資産の金に注目することはない。
ちなみに日本政府としての為替の適正ラインは、110~115円とみているようだ。
という流れで、年金問題と世界経済に関するお話がメインでした。
とにかく一人しゃべりはとても上手くさすが元政治家という印象でした。
また笑わせ方も上手くさすがタレントというかんじで、会場からも常に笑い声が出ていました。
とても楽しい講演でした。
では本日はこれにて。
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※当ブログで紹介した銘柄は、売買を推奨するものではありません。
また過去の成績が良いからと言って将来も同様に良い成績になるとは限りません。
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